先日キャンプに行ったときのこと。
キャンプサイトにあるシンプルなすべり台。
まっすぐな階段と、まっすぐなスライダー。
かわいいキャラクターも、トンネルやその他の付属する遊び部分もありません。
今の子たちは、公園にある魅力的でかわいい遊具に慣れているから、こういう昔ながらのすべり台ではつまらないかも。と思っていました。
それしかないとなると、子どもたちはいろいろ工夫して考えて遊びを作り出すものです。
上からおもちゃの車を転がしたり、葉っぱを投げてみたり、反対からのぼってみたり、頭からすべってみたり…
大人の固い頭で考える心配事なんて、そのほうがつまらないものです。
そのすべり台で、
うちの長男金時と、友だちの女の子が、遊んでいました。
途中から同じ年くらいの女の子がお母さんとやってきて、すべり台のまわりでもじもじしています。
「大丈夫だから、順番に並んですべっておいで。」
というお母さん。
どうやら、女の子はすべりたいけど、もとから遊んでいる二人の中に入るのをためらっているようです。
かといって、わたしがなにかできることはなく、(金時と友だちは普通にすべり続けているだけだったので。)
「こんにちは😁」と挨拶するくらいで見守ることにしました。
だんだんと、おかあさんといっしょに、すべりだいに近づき、やっと階段下まで来ました。
そのタイミングで、金時が栗拾いに行きコースアウトしたので、女の子が順番に入りやすくなりました。
「今どうぞ😉」
と声をかけたらスルスルっと入ってきて、階段を登り、無事にすべってくることができました。
そこから、女の子ふたりのぐるぐるすべるだけ、という光景が続くんですが、
あるタイミングで、ふたりの女の子が、3秒目を合わしたんです。
その次の瞬間から、ニコニコ笑いながら走ってすべるふたり。
そして自然とお話が弾むふたり。
「何才?」
「5才だよ」
「へー、私は4才。プリンセスすき?」
「いっぱいもってるよー!」
ぐるぐるすべり台をすべり続けながら会話が弾み、目に見えて仲良くなっていくふたりを見ていると、まるでこれは絵本なのか?と思うほど、可愛らしくて純粋でステキな空間になりました😍
キュンキュンしながら眺めていると、
栗を拾って帰ってきた坊主頭の金時がすべり台に復活😂
かわいい女の子と、ボウズ。
ふたりの楽しそうな雰囲気につつみこまれ、金時もなぜかにこにこしながらこちらに手を振ったりテンションがあがって飛び跳ねたりしていました😅
子どもってすごいですね✨
3秒で友だちになり、
楽しい雰囲気にすぐ馴染んでしまう✨
ステキな絵本や映画を見終わったような気持ちで、キャンプから帰りました😁