4歳の息子きんときが、
5月のある日突然「幼稚園に行きたくない」と言い出しました。
その時の親の気持ちは、先日のブログ「たった1日休んだだけなのに。前篇」に書きました。
今回はきんときの気持ち(推測)です。
なぜ幼稚園に行きたくないと言ったのか。
結論。
いろいろなことが制限される社会に入ったことに気づいたから。
これは、
何日もかけて夫婦で話しながら、
きんときの様子を見ながら、
金時の話を聞きながら、
幼稚園の先生やママ友のアドバイスを聞きながら、
ぐるぐる考えを巡らせて辿り着いた結論です。
最初は、私が朝「今日は病院に行くからおばあちゃんがお迎え行くからね。」と伝えたことで、去年急に離れ離れになったこと(切迫早産で急きょ入院しました)を思い出して、離れたくないと言ったのだろうと思いました。
でも。
幼稚園を休んだその日、いつもならおばあちゃんちにお泊りする予定でした。でも今日はお泊りできないかと思っていると、おばあちゃんちに一人で泊まるのは大丈夫。
じゃあ、私と離れたくないというのはいくつかある理由のうちの一つかもしれない、と思い、いろいろ話を聞いてみました。
きんときから幼稚園に関してマイナスの発言を聞くのはそれが初めてでした。
「バスの中でな、しゃべったらあかんって言われるねん。」
「給食のときな、お歌歌ったらあかんねん。」
(おしゃべり好きのきんときらしい不満です😂)
引き金は、私の病院という発言だったかもしれません。
でも、蓋を開けてみると、小さなことの積み重ねが「行きたくない」に変わったんだと思いました。
4年間大人に囲まれ自分の好き放題に生きてきて、急に子どもの中に入り集団生活が始まり、様々なルールの中生きることになりました。
はじめは、緊張や目新しさの方が勝っていたけれど、だんだん周りが見えてきて、
なんだか我慢しないといけないこと、多いなー
と思い出したのでしょうか。
こうやって文字にしてみたら大したことない理由で、簡単なことで、慣れるしかないと言ってしまえばおしまいですが、その時を生きている私達には、大きな試練でした。
そして、大きな成長でもありました。
積み重なった小さな我慢は、
きんときにとっては大きな頑張りでもあったのです。
だから、
頑張ってほしいという親の気持ちは
我慢してほしいというメッセージにもなります。
むずかしいです。
でも、きんときが、嫌なことをちゃんと言えて良かったと心の底から思いました。
嫌なことも言えず、親や周りに気を遣って我慢して、体調でも壊したらもっと大変でした。
幼稚園に行くことの意味、家族で話し合えて、良かったです。
おかげさまで、
今では幼稚園に行くのが楽しいと毎日出掛けていきますが、
たまに朝遊んでることをやめたくないとき、
「おかあさんー…幼稚園…行きたくないー…」と言ってきます。
ドキッとします。
話をはぐらかしたくなります。
(はぐらかしてしまうこともあります💧)
でも、ちゃんと向き合うことの大切さを思い出し、
「そうなん?、なんで行きたくないの?」
といったん落ち着いて話を聞くようにしています。
すると、きんときも正直に、今遊びたいから、と言って、幼稚園に行けばもっと遊ぶことが増えることを思い出し、やっぱり行く!と言います。
これからも、きっと「行きたくない」と思うことがあると思いますが、
今回の学びを忘れないようにしようと思います。
同じようなことで悩まれた方、
今悩んでおられる方、
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