小学生、中学生に勉強を教えている時に、私が意識していることの一つに
待つ
ということがあります。
例えば、
(8+5)-(4+3×2)
を教える時、
伝えたいことがたくさんあります。
( )の中を先に計算して、その中でもかけ算を先に計算して、忘れないようにメモして、最後に引き算を…
さぁ教えます。
8+5の、答えは?
と聞くと、すぐに答える子としばらく黙る子がいます。
しばらく黙る理由は、
あっているか不安なので、言うのをためらっている。
もしくは
計算をするスピードが遅い。。
大人の私たちからしたら、子どもの思考スピードは思っている以上にゆっくりです。
なのに、その先の説明がしたいばかりに、
その8+5の答えを言ってしまうと、
こちらは先の説明をするという欲求を叶えられますが、
子どもは
あ、もうちょっとで自分の口で言えるところだったのに…
あー今計算してる途中だったのに…
と、自分のペースが乱され
混乱し、
そこで思考が止まります。
これが続くと、子どもはどう思うでしょう?
黙ってたら大人は教えてくれるし、自分が思ってること言ってくれるんだ。じゃあ黙っていよう。
自分で考えることをやめてしまうのです。
私たちが
こちらの都合を優先し、楽に事を進めようとすることで、
子どもの成長の機会を奪っていることになるのです。
だから私は、意識して結構長い時間待ちます。
子どもの表情を見ながら、
今何を考えているのか想像しながら、
ヒントを言うべきか、
わかる?と聞くべきか、
私が視線をそらした方がいいのか、
など、その子の気持ちにできる限り寄り添う努力をして待ちます。
それを続けると、子どもも自分のペースで考えて大丈夫なんだという安心感を少しずつ持つようになります。
そうなれば、もうあとは子どもは成長していくだけです✨
それを実践してきたので、
自分の子どもに対しても、イライラしたりせず、気長に待つということを比較的できるほうじゃないかなーと思っていました。
でも……
待てない待てない!
おもちゃの片付け。
つい手伝ってしまう。だって散らかってるのいやだから。
自分で靴を履く。
つい手伝ってしまう。だって早く家を出たいから。
スープをスプーンで飲む。
つい飲ませてしまう。だってこぼしたら片付けるの大変だから。
頭ではわかっていても、
つい、つい、つい
やっちゃいます😩
特に、気持ちに余裕が無い時😫
こわい顔で、きつい口調で
早く早く
と言ってしまいます。
なのに、そんなママにも子どもはすぐに笑って飛びついてきます。
そして
あーもっと良い言い方があったのかな。😔
あーもっと待ってあげればよかったかな。😖
あーもっとおおらかな気持ちで接してあげられたらな。😩
ごめんね。😭
かわいい笑顔に、癒しの寝顔に向かって思うのです。
次こそもっと上手く、優しく、おおらかに。
わかっていてもうまくいかないことがたくさんあって、反省したり悩んだり……
世の中のママたちは、毎日毎日こんな葛藤を繰り返し、子どもと一緒に成長していくのですね。
でも、
待ったほうが良い。ということを知っていることは強さだと思っています。すぐに実践は出来なくても、
愛情と知識を持って子育てをすることは、ママがにこにこできるための第1歩だと思います。
ブログやイベントを通して、ママ達のためになることを伝えられたら、少しでもママ達が共感できて気分が楽になってもらえたら、ママのにこにこを増やすためママにこ会を続けていきます。
これを読んでくださった皆さまの
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