東大出身クイズプレーヤーの伊沢拓司さん。
自分はもともと勉強が苦手だったとか。今朝見たテレビ番組では、小学校2年生で九九ができなかったと言われていました。
そんな伊沢さんは、小学生の時ゲームソフト欲しさに勉強を頑張り始めたものの、だんだん『正解することが楽しい』という体験をして、そのモチベーションで勉強を頑張ってこられたそうです。
これは、私たち夫婦の学習塾で謳っている『わかる楽しさ教えたい』と同じものを感じ、おこがましいですが、勝手に親近感を持ってしまいました😅
そんな伊沢さんの話を聞くと
あんなに頭のいい人が⁉️
あんなにテレビなどで活躍してる人が⁉️
じゃあボクも今は勉強が苦手やけど、伊沢さんみたいに賢くなれるのかな🤩
こんな期待を持つ子どもたちがたくさんいるんじゃないかと思います。
それだけで、伊沢さんの貢献は素晴らしいと思います。
もし、伊沢さんの昔を知らなければ、
もともと頭が良かったに違いない。
生まれつき勉強が好きな人は良いよね。
ボクとはまったく違う世界にいる人。
と思ってしまって、
まさか
自分もこんな風に変われるのかも❗️
なんて期待感を持つことはありません。
心理学や脳科学の中でもよく言われますが、
自分の失敗談を話すことで相手との距離が縮まります。
私自身、塾の子どもたちによくいう話があります。
こんな私でも一応先生としてやっていますから、子どもたちからしたら頭の良い人と思われているので😅
私はずーっと勉強ができなくて本当に苦労してきた。
あ、英語だけはめちゃくちゃできたからそれだけは例外ね。中学生の時はほぼ100点やったし、英語に関してわからないことはなかったねー😎
ただ!そのほかの教科はまったくどうやって勉強したらいいかわからなかったし、今思えば、「覚える」ということがどういうことかわかってなかったんやねー?
でもとりあえず真面目やったから、勉強しなきゃと思うし、机に向かって必死にノートになにかまとめたりして書く。出来上がったノートは字がびっしりで、いかにも勉強しましたー!ていう感じ。それでかなりの満足感を得て。でもその5分後に問題解いたら。まったく解けない。覚えてない。あれ?なんで?
だって、覚えよう、頭に残そう、と思って書いてないもん。ただ写してるだけ。書いてるだけ。
それに気づいたのは高校3年生の秋。もう大学受験目前…
あ、そうか。
これ、何も見ずに自分で書けるまで頭の中で繰り返さないとあかんのか!
それに気づいてからの勉強は、書く時間より頭の中で反芻して、思い出して、確認して、忘れそうって思ったことはお風呂や、歯磨き中なら思い出すよう努力するように。
私、一日中ずーっと勉強のこと考えてるやん。みんなこんなことやってきてたんかー。私のただ書いてるだけの時間は楽チンやったなー。
それからは、テストでちゃんと努力に見合った点数が取れるようになった。
努力が報われるってこういうことか!
スポーツでは自分の努力だけでは報われないことも、勉強ならやればやるだけ報われるのかも!
そうして、私は学ぶことが少し好きになりました。
そして、この経験は、
私と同じように勉強ができなくて困っている、
または勉強した気になっているだけの子どもたちに伝えて、
早く勉強が努力する価値のあるものだということを、わかってもらいたい!
私はそんな子ども達の希望の星になれる!
と思い、この仕事を続けています。
普段しょうもない話が多い私のこの話を聞いている子どもたちの顔から、様々な心境が読み取れて面白いんです😀
えー先生ホンマにそんな勉強できひんかったんやー。
その勉強法私と同じかも…ヤバイ。
てか、そんなん当たり前やん。おれできてるし。
などなど😁
個別に話したら、実際にいろいろ感想を言ってくれます。
この先いつかどこかでこんな私の話を思い出して、何かの良いきっかけになってくれたら嬉しいと思っています。
長くなりましたが、
是非みなさんのお子さん達が自信をなくしていそうな時や、苦手なことに取り組んでほしいと思っているときに、こんな話をしてあげてほしいと思います。
ご自身のことが1番だと思いますが、思い当たらない方は、お子さんが好きな有名人のことを調べて教えてあげるのも効果的だと思います。
私はこの類の話は得意なので、勉強以外に、運動オンチに関してもなかなかのエピソードを持っています笑
ちなみに、3歳6ヶ月の息子は、そんな私の運動神経のなさを認識しているようで、坂道や登りの階段を行く時は、自分が前を歩き、振り向きながら『おかあしゃん、気をつけて歩くんやで。手つないであげるからな。』と手を差し出してくれます。
息子の優しさにキュンとする私ですが、主人に言わすと、
本気で自分より劣ってると思ってるな。
だそうです😅