3歳6ヶ月の息子は頑なにトイレを嫌がります。
身長、体重、おすわりやハイハイをし始める時期など、何事も本に書いてある通りの時期に標準的にこなしてきた息子。
2歳の夏、このタイミングだな😏と、私はまわりのママたちのアドバイスをもとに、いろいろな手でトイレトレーニングを開始しました。
1番初めにトライしたのは
まだおしっこと言ってからおしっこをするのは完璧じゃないけど、
家ではオムツではなく、お兄ちゃんパンツ(トレーニングパンツ)を履かせて、もしお漏らししたら気持ち悪いということを実感させて、トイレでするように促す、という方法でした。
息子の大好きなトーマスやはたらく車のお兄ちゃんパンツを履かせて、「かっこいー!似合う!」とおだてました。何回かもじもじしながらおしっこを知らせてくれましたが、
失敗すること数回。
私は決して大騒ぎせず、
おしっこでたねー!大丈夫!そんなことなんでもないことやけど、気持ち悪いからトイレでしようねー!
という気持ちでそんな声かけをしていました。
でも、だんだんと息子がお兄ちゃんパンツを履くことさえ嫌がるように…
布オムツを使ったり、
とりあえずトイレに入ってみたり、
友達や憧れの1歳上のいとこのトイレ姿を見せたり、
でもすごく嫌がりすぎたらすぐにやめながら、
様子を見ながらしていましたが、そのうち季節が過ぎて、あまりに無理やりするのは逆効果と考えて、また私のやる気も徐々に薄れ、
次の春でいいか❗️といったん休憩。
そして3歳の春。
また「お兄ちゃんパンツ履く?」「トイレ行ってみる?」など声かけを始めましたが、さらに意思の強くなった彼は「まだいいわ!」と、トイレに近づくのも嫌がりました。
なんでこんなに嫌がるのか…
いろいろ思い当たることを考えましたが、1つは、
トレーニング初期の失敗体験が、息子にとっては失敗のまま心に残ってしまったということ。
こちらが勝手に考えていた、失敗を気持前向きに捉えてくれると決めつけていたことが、息子には全く違ったこと。
後から聞いた話ですが、私のいない時、おばあちゃんと知り合いの人の家に寄った時にお漏らしをしてしまったようで、その時みんなは大丈夫大丈夫とシャワーを浴びさせてくれたようですが、彼にとっては知らない人の家で失敗したことがものすごく恥ずかしかったのかもしれません。
もう1つは、最近「それ似合うやん!」「かっこいいやん!」という言葉を嫌がること。
前まで喜んで履いていたパトカーの靴を今日はこれ履かないと言って選ばなかった時、「みんなにかっこいいって言われるん、いややねん。」と言っていました。
「大きくなったね。」とか「走るの速くなったね。」という褒め言葉は大好きなのに、「かっこいいね。」というのはいやという、おだてりゃいいというものでもないのかと、ちょっと反省しました💦だから、お兄ちゃんパンツかっこいいやん、と言われるのもいやなのかと…
3歳の夏がすぎ、
あー今年もオムツが取れなかったなー
幼稚園に入ればすぐに取れるというのはよく聞くし、それまで待つしかないかなー。
と思っていたら、
あるお友達のママからこんな話を聞きました。
そのお友達は、糞便性亜イレウスっていう、要は、便が溜まりすぎて起きる腸閉塞で入院したのです。
手術もなく、数日で退院ができて、経過観察の時期もすぎ、今では元気に過ごされていますが、その時病院の先生から聞いたことなど、色々教えてもらいました。
子どもの便秘って離乳食が始まったタイミングとトイレトレーニングの時期によく起こるそうです。
そのママは、いつ見ても愛情たっぷりに子育ちをされていて、私はいつも、こんなふうに寛大な心で接することができたらいいなあと尊敬していました。そのママ云く、
『自分で言うのもなんだけど、私娘に全て合わせていたつもりだけど、💩に関しては、ここ最近オムツの在庫が無くなるタイミングから、毎回オムツ無くなったらトイレで💩しようねって言い続けててたのよね…子供ながらにそれがプレッシャーだったりしたのかなって。小児科の先生がカンチョウしても娘は💩我慢しているようって言ってたから、娘に聞いたら幼稚園でどうも💩は我慢していたみたい。
環境の変化でも便秘あるようだし、2学期始まって、なんか娘なりに色々とストレスがあったのかな?お友達との関わり方でもたまに幼稚園で泣いてたようだし。
上手く言えないけど、要はたかが便秘でも入院することあるし、やっぱりトイレトレーニングって無理にすべきじゃあないってことを知って欲しいなって思ったの。』
私はこの話を聞いて、やっぱりその子その子のペースに合わせてあげることの大切さを実感しました。
色々な人のアドバイスや意見を聞く中で、こんな話もありました。
トイレトができるできないかは、結局母親の頑張り次第。ママがしっかり声掛けしてトイレにまめに連れていけばできるようになるし、いつまでもそれをしなければ子どもはトイレでするようにはならないもの。
自分のことを言われているようで、
息子がトイレをもっと嫌がることを避けるため、無理やりトレーニングしなかったことは、単なる自分の怠惰だったのかと迷い、少し傷付いたり、反省したりもしました。
そんな時に思うことはやっぱり、
今、元気に笑って、毎日おかあさん大好きと言ってくれる息子がそこにいるということの、幸せ。
それだけでとりあえずOK😊
子育てに自信をなくしたり迷う時は、これを思います。
いつか笑い話で、色々な失敗を話せる時がくるでしょう。
もし、同じようなことで悩んだり迷ったりしているママがいて、少しでも気が楽になって、にこにこの時間が増えれば幸いです🌱