ママにこ会〜ママがにこにこ元気になれる場所づくり〜

世の中のママのためになれるよう、私なりに伝えたいことをいろいろ書いています。

金時、習い事やめるってよ。

 

絵本作家のヨシタケシンスケさんに今私がものすごくハマっています。

以前から好きな絵本は数冊あり、長男金時にも読んでいましたが、

私自身がこんなにハマるきっかけとなったのはこの2冊です⇩

 

「おしっこちょっぴりもれたろう」
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「それしかないわけないでしょう」
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今回は、「それしかないわけないでしょう」

について。

 

実は、最近金時は去年から習っていたダンスを辞めました。

一応ヒップホップですが、先生がとても子どもを尊重してくださり、

走り回ったり好き放題の子どもをうまくのせながら教えてくださるやさしい内容で、金時には合っているかなーと思っていたのですが。

 

ある日突然

「ダンス行きたくない」

と言い出しました。

 

「幼稚園行きたくない」

「スイミング行きたくない、やめたい」

去年この2つを経験した私は、強くなり成長しています💪

 

「そうなんやー、ダンス行きたくないんや。」

「うん、難しいねん。」

「あー、確かにむずかしい!」

はい、ここでとめておけば私もしっかりしたカウンセリングができてたんですが(笑)

 

つい言っちゃうんですね〜😅

「でも金ちゃん最近できるようになってきてたけどなー。できるようになってきてるからこそ、難しいと感じてるんじゃない?今が乗り越えどころかもよ?ここを乗り切ればもっとうまくなれるかも!」

 

やめてほしくないという、

私の心の底にある希望が、なんとか金時を盛り上げようと次から次へと言葉が出てきます💧

 

でも、大人の考えよりも、

真っすぐで正直で本質的な金時の言葉で全ては決まりました。

「きんちゃんなー、帰ってきて時間が取られるのいややねん。製作したりブロックしたりやりたいことがあるねん。

それに、ダンスもうできてるからこれ以上教えてもらって上手にならんでもいいねん。」

 

そらやめたいわな。

 

だって、自分の中でできてると思ってて、教えてもらう必要ないなら、やりたいこと我慢してまで習い事をする意味ない。

 

できてるできてないって、

誰がどの基準で決めるん?

てことです。

私勝手に金時がEXILEみたいになるまでの道のりをイメージしてたんです😅

金時は、現状で満足しているのに。

普段から歌ったり踊ったりとても楽しそうです。

それで良いわけです。

 

そういえば、お誕生日にスケボーを買ってもらって、ずっと座って乗ったり立ってるだけだったり、ゴロゴロ転がしたりするだけだから、

「今度〇〇ちゃんのパパ上手みたいやし教えてもらおなー」

と言うと

「ううん、いいねん、これで楽しいから。」

「え、でも、ちゃんと乗れたらもっと楽しいよ。」

「いいの、きんちゃんの遊び方で!」

 

(・・?

 

私は、

もっとできたら楽しい

を、教えてあげたくて

教えてあげたほうがいいだろうと、

それが先に生きている大人の役目だろうと思い込んでいました。

 

頑なに、教えてもらうことを拒むので

まー、マイペースなんだなーと思いながらも

なんだかモヤモヤ。

 

習い事、やめちゃうのかー。

とモヤモヤ。

 

そんなとき、この本と出会ったのです。

写真を載せたかったのですが、

多分だめなんだろうと思い、文章だけ紹介します。

「あと、おとなはよく、コレとコレ、どっちにする?とかいうけれど、

どっちもなんかちがうなーっておもったときは、

あたらしいものをじぶんでみつけちゃえばいいのよ!

みらいはたーくさんあるんだから!」

そんなページを読んだとき、

これ金時やん。

習い事はしたほうがいい、

どうせならいろいろできたほうがいい、

どうせなら教えてもらって上手になったほうがいい、

という大人の固定観念

金時は違うと思ったんでしょう。

 

習い事やめていいと心から思えました。

 

また、金時のおじいちゃんの命日が近いこともあり、生前お話したことばを思い出しました。

「金時のいいところを伸ばしてあげたいな。」

口数の少ないおじいちゃんが言ってくれたその言葉がずっと心に残っていました。

その時、

金時の良いところってどこだと思いますか?

て聞きたくて、でも、なんだか聞けなかったんです。

そのときのおじいちゃんが言ってたのは、

こういうことだったのかなー

と思ったりもしました。

 

少し話が逸れましたが。

 

ヨシタケシンスケさんのこの本と出会ってから、

私の中にまだまだある凝り固まった考え方を、また少し手放せた気がします。

 

興味のある方、ぜひ読んでみてください😊