ママにこ会〜ママがにこにこ元気になれる場所づくり〜

世の中のママのためになれるよう、私なりに伝えたいことをいろいろ書いています。

「ごめんなさい」について考える

私の周りで、最近よく話題になっているので、

これは今考えるときやぞ

と思い、書いてみることにしました。

 

「こどもに『ごめんなさい』言わせる?

いや、言わせるって言葉が違うなー。

思わせる?いや、

無理やり思わせて思うものでもないしなー」

と、タイトルを考えるだけでもひと苦労💧

 

 

脳科学や心理学で学んだところによると、

3歳から5歳というのは、真似をする時期。

真似をしながら自分のものにしていきます。

 

我が子に「ごめんなさい」って、言わせたい親は(だいたい皆さんそうですが)

必死で教えますよね😅

私は、長男金時のときも、次男福丸のときもこんな感じでした⇓

 

1歳になり、なんとなく意思疎通ができてきたなーと思った頃。

何回も

「ほら、ごめんなさい。って、こうするのよ。ほら、ごめんなさい。ごめんなさいって。ぺこーって!」

そのうち子どもがそれらしきことをすると、

「そうそう!できたねー!」

と両手をあげてパチパチ喜びます(笑)

はー、言えた言えた。って

ホッとします。

 

私の子育てを冷静になってみているもうひとりの私がいるとして。

その私はいつも

「なんかなー…」

って思っています。

「あれ?言えたらオッケー?終わり?」

本当は、

悪いことをして申し訳ないという気持を育みたい。

相手のことを思いやる気持ちを育みたい。

今後悪いことをしない子になってほしい。

悪いことをしたときは素直に謝れる子になってほしい。

 

みたいな願いがあって、

「ごめんなさい」を教えるのでしょうが。

 

どこかにこんな気持ちもあって。

 

自分の子は礼儀を知っている、

ごめんなさいが言えるほどかしこい。

だから言わせたい。

 

「ごめんなさい」を言わなかったら、

それを教えていないだめな親だと思われるとどうしよう。

だから言わせたい。

 

が優先されてないかな。

まずは親である自分が、申し訳ないことをした相手のことを思いやっているかな?

 

「ごめんなさい」や

「ありがとう」は

2歳の子が言葉に出して言えても、ただ真似しているだけで、

相手のことを思いやって、

自分がしたことを反省して

言っているわけではありません。

ただ、そうしなさいと言われたからしているだけで。

そうすると、ママが喜んでくれるからしているだけで。

 

相手の気持ちを推し測って、

自分の言動を振り返って、

心から「ごめんなさい」と思えて、

それを素直に言葉にする。

 

これ、おとなでも、むずかしくありませんか?

しなあかんこと。

したほうがいいこと。

わかっていても、できないこと。

 

 

理論的には5歳、6歳からそういう脳は発達して、

理論的にはできるようですが、

実際は、むずかしいですよね。

 

私が今持っている考えは、

大人として、親として、

「ごめんなさい」って、こういうふうに使う言葉なんだよ。

って、自分の言葉で子どもに伝えて、

何回も何回も伝えて、

いつかわかってくれたらいいな。

いつかできるようになってくれたらいいな。

という感じです。

 

そして、やらせようとしたことよりも、

親がしていることは子どもに自然に染み込みます。

だから、親が「ごめんなさい」をしっかりと実践すればいいだけのような気もします。

 

いや、

そんなきれい事を言ってもね、

やっぱり我が子が「ごめんなさい」言わなかったら、モヤモヤするし、

「ほら、ほら、ごめんなさいって!ほらほらほら!」

って😅

 

やっぱり周りも気になります。

周りの目を気にしないなんて、私には無理です💧

 

でも、心の中にしっかり自分の考え、信念をたとえば風呂敷みたいなものに入れて大切に持っておくと、

ズレたことをしたり、

流されたり、

正反対のことをしたりしても、

あとからその心の風呂敷を開けると、

もとに戻ってこれます。

ときにはその信念を入れ替えることもできます。


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信念みたいなものがないと、

たまに思ってもコロコロ変わったり、

忘れちゃうようなものだと、

子どもへの対応に迷いと不安ばかりで

自分がしんどくなります。

 

そんなところまで考えた

「ごめんなさい」

でした。