ママにこ会〜ママがにこにこ元気になれる場所づくり〜

世の中のママのためになれるよう、私なりに伝えたいことをいろいろ書いています。

ゆるりと。でも深い学びもあったり。

5歳5ヶ月の金時が、三連休となると、私の実家にロングステイ希望を出すので、

ちょくちょく泊まりで帰っています。

(私と福丸は一泊で帰らされますが😅)

 

両親はありがたいことに元気にしていますが、67歳の母と74歳の父との会話。

 

散歩に出かけるため、暑いから首に巻く保冷剤を探す父。

冷凍庫を覗き込みながら

「保冷剤どこや?」

洗い物をしながら母。

「あるやろー探してやー」

「わからへんやん」

「そこにあるやん」

「大きいのしかない。これでいいんかな?」

「小さいのもあるから。そんな大きいのん、首に巻けるか見たらわかるやん。」

「小さいのどこにあるかかわからへんからやん」

「手を使って、自分で探さへんからわからへんの、いつまでたっても。」

「自分で探してこれなんや」

 

小さな保冷剤をヒョイと見つけてタオルに巻いてあげて、渡しながら、母。

「もー、子どもと一緒やな」

保冷剤を首に巻いて玄関に向かいながら、父。

「子どもと一緒じゃないわ。」

「子どもよりひどいわ。」

「そらそーや。

子どもよりできてどうするんや。」

 

父はそのまま散歩に行ってしまい、

母は何事もなかったかのように洗い物を終え、洗濯物を干しに…

 

老夫婦の会話。

決して仲が悪いわけではありません(笑)

むしろ、うちの両親はずっと仲がいいと思います。

 

一部始終を聞きながら、私は

父の最後のセリフに感動してしまいました。

子どもよりできていない、学びがないと叱られた返しが、

 

そらそーや。

 

完全肯定。

子どもより74歳の自分ができるわけがない。

子どもの可能性をなんと心得る。

子どもって伸びしろしかないんや。

 

すごい。

本質やん。

 

母に叱られ、

仕方ないやん、改善を試みるつもりはないと主張する父。

それが日常化している会話に、

父の子どもに対する考え方が伝わり、

私たちこどもに、金時たち孫に、

こんな思いで接てしてくれているんだと思いました。

 

普段の

何度も同じ話を繰り返し(お酒飲んでなくても)、

涙もろくて(水戸黄門で毎回泣いていて)、

電子レンジも使えず、

宅配便が来たらオロオロしている、

そんな父を知っている主人に話すと、

 

その会話からそこまで汲み取るんやなー

 

とひとこと。でした。

 

なにはともあれ、いつまでも元気でいてくださいと思っていると、

もうすぐ敬老の日でした🌱