「なんのために勉強するの?」
親として、大人として、その答えを1つもしくはいくつか持ってますか?
よく考えてみると、できれば誰かと話しながらがオススメですが、
とても面白いことに気づくかもしれません😌
私は職業柄、ずっとそういうことを考えていましたし、
答えたときの子どもの反応も見てきました。
何が正解、とかではなく、
子どもは、大人がどんな未来を見せようとしてくれるのかを期待しているように思います。
だから、かっこいい答えでなくてもいいし、おもしろい答えでなくてもいいです。
なぜそう思うのか、
を話そうと思うと、生き様や生きがいみたいな話になってくるかもしれません。
これまでに何回か書いてきていますが、
私は、塾で出会ってきた子どもたちにずっと
「英語を勉強すると、くまのプーさんが原文で楽しめる」
ということを伝えてきました。
そのことは今の時代なおのこと意味深いものになると思っています。
英語にかかわらず外国語を学ぶことは、その言語を使う地域の文化を学ぶということになります。
純粋にそれを楽しみたい、
もしくは生活の中でその言語を使いたい、
仕事で自由自在に使いたい、
などの思いがある人は、しっかり勉強して自分のものにすべきだと思います。
でも、
英語を読み書きできたほうが便利だから、
海外旅行で困らない程度の英会話を身につけたい、
くらいの利便性を求めるなら、今や翻訳アプリを使いこなす術を覚えたほうが早いし、強いです。
プログラミングもそうだと思います。
特にこれからの時代、必要になる力は、
機械(パソコンやスマホなども)使いこなす力
身の回りに溢れる情報が正しいか判断する力
自分はどうしたいかわかる力
だと思います。
全てのもとになるのは
考える力。
これは成長とともに勝手に身につくものではありません。
ある程度訓練しておいた方がいいです。
身近な大人が、考える力をつけられるよう促す必要があります。
今の時代、特になんでも受け身になりがちで、
それでそこそこの楽しみは得られます。
でも、そのままで生きていくと、ある時虚無感を感じます。
その時、なんのために生きているのか、なんのために何をすれば良いのか、初めて深い問題を考えようとしても、考える力がないので、わからないのです。
そして苦しいだけ…
というようなことは大げさかもしれませんが、可能性は大いにあります。
そんなことにならないためにも。
どんな場面でも考える時間と工夫を。
それは大人の、親の、子どもにしてあげられたら良いこと、だと私は思います。