ママにこ会〜ママがにこにこ元気になれる場所づくり〜

世の中のママのためになれるよう、私なりに伝えたいことをいろいろ書いています。

頂上のない山

長男金時が、来春小学校入学です。

いよいよ、大きな社会に飛び込む私たち。

幼稚園に入るときもそうでしたが、

金時と私は初めてを一緒に経験する同士。

一人目の子どもと母子一体感が強いのはそれが理由かもしれない、と、いつかのママにこ会のわくわくまなびやで、ステキなママと話をしました。

 

同じ立場のママへ送る、少しこわいお話です。

みなさまの幸せを願って書いていますので、どうか心の何処かに置いておいてもらえると幸いです。

 

小学校入学とともに、親は心配が増えます。

うちのこ、ちゃんと先生の話聞けるのかな?

運動、できるかな?

友達とうまくやっていけるかな?

お勉強、ついていけるのかな?

 

そんな中、私の専門である、勉強について。

 

勉強って、とてもわかりやすい心配事です。

得意でも不得意でも、悩みや心配が尽きないのが勉強です。

 

はじめは、お母さんと子は手をつないで目の前の大きな山を一緒に登ろうとスタート地点に立ちます。

お母さんは少し前から、時には少し後ろから、引っ張ってみたり押してみたり、フォローしていきます。

 

そして、少しずつ上へ登り始めると、

はじめの 心配 は、

欲望

へと変わっていきます。

 

算数苦手かと思ってたけど、できるかも。

なら、塾へ通えばもっとできるようになるのでは?

塾に行くなら、進学率の良い塾へ。

どうせなら、他の教科もやっておいたほうがいいよね。

 

いつの間にか、

つないでいた手は離れ、

お母さんは、一生懸命子どものために、

上ばかり見ているので、

下にいるわが子のことは見えません。

 

もっと、もっと。

上へ行けば行くほどけわしい道。

でも、私がしっかり子どもの道を切り開かなければ。

必死で上へ上へ行こうとする。

 

第一志望の高校に合格できた!

 

これでやっと頂上かと思いきや。

 

高校入学後すぐに始まる大学進学への競争。

 

いい家庭教師?予備校?

まだまだ頂上ではなかった。さらにけわしい道が上へ上へ続いていく。

 

周りは木々にさえぎられ、我が子がどこにいるのかわからない。

頭は子どものことでいっぱいなのに。

 

 

子どもは、手を離されてからずっと不安で、

どんどん振り返らずに進むお母さんのことを追いかける。

だって一人は怖い。さみしい。心細い。不安。話したいこともたくさんある。でも声は届かない。

追いかけるけど、本心はそこに行きたいわけじゃない。だからなかなか進まない。

でも、お母さんについて行かないと…

 

とてもしんどい子ども。

お母さんもしんどい。

 

心配から始まった、欲望という頂上のない山を登る2人。

どちらもまったく悪くないのです。

どちらも一生懸命なのです。

 

そんなときには、お母さん、どうか足元をもう一度見てください。

 

いつ手を離してしまったのか、その手に子どもの手はありません。

探してください。山をおりて、子どものいるところまで。

そして、その山よりはるかに大きくて、山も心配もまるごと包みこんでいる豊かな大地に気づいてください。

 

その大地は、

愛情。

 

子どもが生まれたときから、

生まれる前から育まれた愛という大きな大地があります。

全てはそこから始まったのです。

その大地からすれば、頂上のない山ですらちっぽけ。

 

その大地に気づけば、

進むべき道しるべが見えてくるのだと思います。

 

 

子どものことをいつも考えて、子育てにまじめで熱心で、しっかりしたママほど、

頂上のない山に上る可能性があります。

 

こわいお話でしたが、

私も含め、これから大きな社会にでるママたち、

これを読んで、今山を登っていると気づかれたママたち、

少し立ち止まるきっかけになれば幸いです。

 

いつも心に愛があることを思い出してください✨

ママのにこにこが1番です🤗