前回に引き続き（前回のブログはこちらをご覧ください。👇https://mamanikokatano.hatenablog.com/entry/2020/02/26/210005）
自立している、もしくは、
自立していくんだろうなー
と思う子どものお話です。
今回は、⑤努力できること。
についてです。
『努力したことがある』
というのは人にとって、ものすごく大きな財産です。
でも努力の基準は人によってさまざま。
「私ができたのになぜこの子はできないの⁉️」
よく聞きますが、
ママと子どもは別の人間です。
同じことやそれ以上を求めるのは違うと思います。
ただ、
何かを達成するために前向きな行動を、すること。
は自立するためには必要です。
例えば
◯◯高校に合格したいから、頑張って勉強する。
というのは、
これを読んでくださっているママたちからしたら当たり前のことかもしれません。
でも、
それができない子どもがけっこういます。
◯◯高校に行きたい。
けど、
頑張らないといけないなら、
他の高校でいいです。
次の野球の試合でレギュラーとして出たい。
でも、
毎日クラブに行ってしんどい練習をしないといけないんなら、
別に補欠でもいいです。
新作ゲームが欲しい。
でも、
買ってもらうにはお手伝いをしないといけないなら、
まあいいかな…
こう思うのって、なんでだろうといつも考えます。
１つは、欲がないから。
なぜ欲がないのかというと、頑張らなくてもそこそこの願いは叶ってきているから。
ではないかと思います。
今の子どもたちは、生まれた時から情報もモノも身の回りに溢れています。
知りたいことは手元にあるスマホですぐに知れる。
おやつや欲しければどこにいてもコンビニがすぐにある。
おもちゃは100円均一で買える。
好きなテレビ番組を見逃してもたいていは見られる手段が色々ある。
「◯◯したい！欲しい！」
という欲求が高まる前に、そこそこのレベルで満たされるのです。
そんな生活を送っていれば、本当の自分の欲求、したい事は感じられなくなるのかもしれません。
別に頑張らなくてもそこそこやっていけるし。
だから、努力って何かわからない。
努力したことない。
そんな子どもたちがたくさんいます。
だから、努力することって、そんな子どもたちに私たち大人が教えてあげることなんだと思います。
それは、
努力する機会を与えてあげる
ことです。
脳は、もともと
何かを達成すれば、もう少し上を目指してやろう！
と思うようにできています。
だから、
子どもに達成感を持たせてあげることが大切です。
小学生なら、
逆上がりができた時
リコーダーで最後まで演奏できた時
宿題がいつもより早く終わった時
など。
もっと小さな子どもなら、
1人でズボンをはけた時。
おもちゃのお片付けができた時。
など。
何かを達成した時、
『あなたは今自分の力でそれを達成できたんだよ！それはとても価値のあることのんだよ！』
と全力で伝えてあげてください。
そして、
『できたねー！』
『気持ちよかったねー！』
『嬉しいなー！』
と、
それを達成した事実と、そのことは自分自身のためになるんだという言葉を添えてあげてください。
よく褒めるときに言う
『上手ねー！』
『すごいねー！』
という言葉は、使いすぎると
子どもにとってプレッシャーになります。
もっと上手にしなきゃ。
もっとすごいと言われるようにしなきゃ。
これは、自分のためではなく、誰かに褒められるためだけに取り組むようになってしまいます。
もちろん、誰かに褒められたら嬉しいですが、それが目的になっては意味がありません。
自分が嬉しいから、自分が楽しいから取り組むという習慣がついていれば、
自然と何事も達成するために自分から前向きに取り組むようになります。
これが自立です。
5回にわたり、私なりに『自立』についてお伝えしてきました。
ありがたいことに、このテーマについてはたくさんの方から役に立ったという内容のコメントをいただきました。
みなさん、今目の前の乳幼児の子育てでいっぱいいっぱいの中、少し先の将来が見えることで、今目の前の子どものためにしてあげたいことを一生懸命考えておられるんだなと思いました✨
これからも、少しでもみなさんのにこにこの助けになるように私なりに活動していきますのでよろしくお願いします😊
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